
2026.08.24
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人事評価制度
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組織開発

皆さんにとって、人事制度を決めることは、どのようなことだと考えていますか。
私は、「人事制度を決めることは、会社の未来を決めること」だと捉えています。
人事制度を考える前に、「この会社はどこを目指すのか」「どんな組織をつくりたいのか」という経営の土台となる考えは、経営陣の中でしっかり共有できているでしょうか。また、それを共通言語として語れる状態になっているでしょうか。
今回は、私たちが数々の企業様と向き合う中で感じている、人事制度と会社の未来の関係性について、お届けします。ぜひ、最後までご覧ください。
私たちが人事制度のご相談をいただく際、多くの企業様は評価制度や等級制度、報酬制度など、「制度そのもの」の改善を目的にされています。
例えば、
・評価制度を導入したものの、運用がうまくいかない。
・管理職によって評価基準が異なり、社員から不満の声が上がっている。
・採用したい人材に対して、報酬制度が合っているのか分からない。
こうした課題は決して珍しいものではありません。
しかし、制度だけを改善しても、思うような成果につながらないことがあります。
その理由は、人事制度の土台となる経営の考え方が十分に整理されていないからです。
会社の目指す未来や経営戦略、人との向き合い方があって初めて、本当に機能する制度になります。
私たちは、人事制度の設計に入る前に、必ず経営陣の皆様へお伺いすることがあります。
「会社として、どこを目指しているのか」
この認識が経営陣の中で揃っているかどうかを確認することから始めます。
その際、大切にしていることが次の3つです。

会社が存在する理由は何か。
どんな未来を実現したいのか。
そのために、どんな価値観を大切にするのか。
これらが言語化され、経営陣の共通認識になっていることが重要です。
理念やビジョンを実現するために、「どこで、何で、どう勝つのか」を整理します。できる限りシンプルに、認識をすり合わせていきます。
会社として、人をどのような考え方で採用し、育成し、評価し、活躍を支えていくのか。その判断軸となる考え方を整理します。
人材マネジメントポリシーを社外にも明文化している企業の一例として、リクルートでは「価値の源泉は人」という考え方のもと、人と会社の関係性を整理・公開しています。
参考【株式会社リクルート「人材マネジメントポリシー」】
https://www.recruit.co.jp/employment/mid-career/human-resources/
この3つを整理して初めて、人事制度(等級・評価・報酬)を設計します。
ここまで整理し、時間をかけて対話を重ねることこそが、会社の未来を決めるプロセスだと私たちは考えています。
制度を設計する過程では、経営陣同士で何度も対話を重ねる必要があります。「同じ方向を向いている」と思っていても、言葉にしてみると少しずつ認識が違っていた、ということは決して珍しくありません。この違いを一つひとつ擦り合わせ、共通言語をつくることが、制度づくりの第一歩です。
そのため、私たちは制度設計だけを行うことはありません。
経営合宿やワークショップを実施し、経営理念やMVV、経営戦略について経営陣の皆様と一緒に言語化していきます。
最近では、あえて模造紙に手書きで未来の組織や事業を書き出し、お互いの考えを共有するワークショップを行いました。
AIで簡単に言葉を作れる時代だからこそ、自分自身の言葉で未来を描く時間には、大きな価値があります。
経営陣が同じ未来を描き、その考えを管理職、そして社員へと浸透させていくことで、初めて組織は一つの方向へ動き始めます。
制度は、会社の未来を実現するための手段です。
だからこそ、私たちは制度そのものではなく、その土台となる経営の考え方や未来のありたい姿を、経営者の皆様と一緒に描くことを何より大切にしています。
人事制度を決めることは、会社の未来を決めること。
UP Forwardは、経営者の皆様と同じ目線で考え、その未来を実現する組織づくりを、現場で伴走するパートナーでありたいと考えています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回のコラムが、皆さまの人事制度を考えるきっかけになれば幸いです。次回もぜひご覧ください。


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